リカレント教育

2018/09/04 2018/09/05

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リカレント教育

ヤフーニュースは毎日チェックしていますが、最近読んだ記事で、「リカレント教育」というのがありました。

リカレント教育？

なんじゃそれ。

読んでみると、社会人になった人が、大学で再び学ぶことを言うのだそうです。
再びというのはおそらくは大卒の方限定ではなく、義務教育を受けた方なら誰でもということじゃないかと。

細かな内容はわかりませんが、
欧米では、社会に出てからも途中で大学に入って自分の学びたいことを学ぶのが珍しくないと以前聞いたことがあります。

もうかれこれ、20年ほど前になりますが、
以前勤めていた会社の同期で、会社を辞めて医学部を受験して合格して入学した人がいました。

びっくりしたことに、その人は受験する前に結婚したんです。

独身ならまだしも、結婚して家庭があるのに、医学部を受けようというのはすごいなぁと盛ったことを覚えています。

リカレント教育というのを知ってそんな昔のことを思い出しました。

が、そのニュースによれば、大学で学びなおしたいという人の割合が３０％台。
あまりにも少なすぎる。

学生の頃は、
学校で学んだことなんか社会で全然使えないということをぼやく大人がいましたが、
果たしてそうなのか？

日本史で江戸時代を学んだから、「カムイ伝」や「あずみ」といった大作漫画を楽しむことができたわけですし、世界史でローマ史を学んだからこそ、塩野七生さんの「ローマ人の物語」に夢中になれたわけで、そこで感じた感動や人間の欲望、醜さなどは現実の生きる中での宝だと思っています。

そういった学びだけではなく、学びを通して得られた学ぶ習慣や、人によっては共に学ぶ友を得たことによる学びや経験といった財産もあるわけで、こういったことは、社会人になったらいらなくなるということはないはずだと信じます。

生涯学習とも言いますし、もちろん仕事上での学びも立派な学習の一つ。

まあ、アンケートはどういった内容で行うかで結果が全く違うということはよくあること。
今回のアンケート結果が実態を正確に反映しているのかどうかは慎重に判断する必要はあると思いますが、勉強したいと思う大人が少ない？というニュースにちょっぴり寂しさを感じてしまいました。

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