憲法改正

2016/05/04

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5月3日の昨日は、憲法記念日でした。
余り国とか政治とか意識がなくても、街中を歩くと、街頭演説や街宣車、市民団体の行列と遭遇したりして否応なく意識してしまったりしました。

帰宅途中にながらで聞いていたラジオ番組で、憲法改正についての放送がたまたまあって、電話出演で弁護士で伊藤塾の塾長の伊藤真さんがコメントされていたので思わず聞き耳を立ててしまいました。

その際に話題に上がったのが緊急事態条項というもの。
これが憲法に必要かどうかという事が論議されてるとのこと。
国家が戦時や大規模災害などの非常事態に陥った時に、一時的に政府に権力をどのように集中させるかの取決めということです。

伊藤先生によると、こういった条項は国に軍隊がある国においても受けられるのが一般的で、日本のような本来の意味での軍がない国には必要がない。
仮にこういった非常事態になった場合、既存の法律レベルで当対処できるかをまず考えるべきで、東日本大震災時も災害対策基本法が機能した。
法律レベルでの対応は十分可能であり、緊急事態条項を設けるのは必要以上に政府に権限をゆだねることになり過剰であり有害だと主張されてました。

つまりこのような憲法改正には強く反対というスタンスです。

現行法を無視して、憲法を改正すればいざという時に安心だということを前提に考えるのは間違いとも言われていました。
以上はラジオを聞いての私の解釈ですが、あ～やっぱり伊藤先生はぶれていないなぁと安心しました。

発足して時間がたっているからとか何となく現状が不安だから、という漠然とした理由で変えようという安易な発想に流されてしまうと結果的に国家の転覆に手を貸してしまいますね。
感心があるとか、どうせ自分がとかおもって政治をウォッチしないのはこれからの世代に対しても示しがつかないなぁとちょっと背筋がピリッとしました。

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