腹八分目
2023/05/23
出されたものは、残さずに食べなさい。
私はこう言われた育ってきました。
そして、ただれたものを残さず食べると、
えらいね~って褒められてきました。
食べ物を残すのは、食べたくても食べれない途上国の人に申し訳ないといわれ続けてきました。
なので、逆に、食べ物を残すのはもったいないとか、
なんで残すんだろうと疑問に思ったりもしました。
全部食べるのが前提なので、好きなものは最後にとっておくタイプでした。
その意識が、先日変化したんですね。
セミナーでお昼弁当が出て、例のごとく、
大好きなハンバーグとスパゲティを残していたのですが、
ふと、
これを残したらどうなるのだろう。
そんな疑問がわいてきたのです。
その時点で腹八分にはなっていたので、
無理して、あるいは無理をしなくても普通に食べれたのですが、
でも今まで当たり前のようにしていた完食の習慣にちょっと抵抗してみたくなったのかもしれません。
仮に、残したら、もちろんその事実だけを考えると
もったいない
です。
でも、それが即途上国の人の悲しみになるかというとちょっと違うのかなとも思いました。
それ以上に、
今まで当たり前にしてきた習慣を破ることがちょっと怖い感じがしました。
しばらく考えていたのですが、
ちょっと怖いが、残してみたらどうなるんだろうかという興味もわいてきました。
結局、その日は大好きなハンバーグとスパゲティをそのまま残したんですね。
後で分析してみたら、
なかなか増えてしまった体重が減らなくて悩んでいた自分に思い当たりました。
そこに、出されたものを残すという選択肢はなかったんですね。
でも、痩せられない。
そういった意識が、今まで完食していた習慣を破ることで、
痩せられないかと思ったのかもしれないです。
これが、自分で料理なりご飯なりをよそうのであれば話は別。
つまり、自分が食べる量はこの場合、コントロールできるわけですから。
でも、お弁当のような既製品は、一人一人の消費者の胃袋を勘案してその量があるのではないわけですね。
極端な話、
2メートルの大男と、身長160センチの人と、同じお弁当が適量かと言えばそうでないことは明らかですね。
それを、何の疑問も判断もなく、もったいないの一言でかんしょくしていたら、
もしかしたら、カロリーオーバーになっていたのかもしれません。
だから、その場合は、決してもったいないのではなく、申し訳ないけれども適正な分量を超えているので食べれないということでよいのではないか、
という新しい感想を持ったことにとても新鮮さを感じました。
脳機能学者の苫米地英人さんの本で
「君は一万円札を破れるか?」
という本がありますが、
本当にお札を破った人はほとんどいないのではないかと思います。
福沢諭吉は、お地蔵さんにおしっこをかけると罰が当たるのを疑ってしてみたそうですが、
改めて、過去の習慣を変えることのむずかしさを実感しました。
今回の場合であれば、
もしかしたら、
残したらもったいないとか途上国の人に悪いからというのはいいわけであって、
腹いっぱいに食べたいだけの口実だったのかもしれないと思ったのです。
でも、そのことで、カロリー過多になって、メタボな体になり、糖尿病などの病気に発展すれば、
結果的に自分に跳ね返ってきます。
なので、時にこういった習慣に疑問を持つことで、無意識の自分の怠惰を改善するきっかけをつかめるのかもと思いました。
おそらく、普段の食事で、その時々の空腹具合で残せる人にとっては、
何を大げさな
と一笑されてしまうことだと思います。
でも、それに気づけたということにすごくうれしく思いました。
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